ナンパの軌跡5
ルックスを整えて、イケイケの価値観を吸収するためにスカウトのバイトを始めた僕は自信に満ち溢れていました。
「ナンパしながら金も稼げるなんて神じゃね?」なんていう単細胞思考でした。
ラインの1件すらゲットできない日が続いてもめげずに出勤した。
セルフイメージセルフイメージセルフイメージ。
盛り無しで1日30回以上は唱え続けた。
「死ねよブス」「、、、、」「急いでるんで」等々色んな反応があったが一切気にせずに声をかけ続けた。
ようやく連絡先を聞けたと思ったら直後にブロックされる。
そう、やっぱり何かが違う。
苦戦中にも新人スカウトマンが入ってきたがどんどん成績で抜かされる。
先輩の意地もプライドもなかった。